![]() |
|
|
第12回 生物:無生物 ⇒ 生きている組織:死んでいる組織 先日、青山学院大学の福岡伸一教授がお話しさせているテレビの番組を見ました。 その番組のなかで、福岡教授は「生物と無生物の違いを定義して欲しい」という命題を提示されました。 動く/動かない、成長(変化)する/成長(変化)しない、などの答えが頭に浮かびますが、福岡教授は、『エントロピーを増大させず維持することができる=生物/エントロピーが増大してしまう=無生物』という一つの解を示されました。 「エントロピーは増大する」という理論は、万物に適用される真理の一つであることは誰も異論はないでしょう。 確かに生物はそれが生きている限りその“形”をエントロピーが増大しない状態で維持し続けます。そして、そこに死が訪れると、腐敗し乾燥しやがて風化していきます。 我々の組織活動でも、この「エントロピーの法則」は同様に適用されるのだと思います。 世の中に、「生きている組織」と「死んでいる組織」が存在している、と仮定してみます。 「整然と正しく実施されていた作業が、バラツキの多い間違った作業に変わってしまう」 福岡教授は、生物は自分のエントロピーの維持するために、実は分子レベルでの入れ替えをどんどん行っている、言われていました。「半年も経てば、人は分子レベルでは別人になっている」のだそうです。 つまり、“生きているもの”は自分自身が生き続けるために、自分自身を変え続けることができる、ということなのだ、と言うのです。 私たちにとっても、私たちの組織を生かし続けるために、『エントロピーを増大させず維持し続ける』ための活動、『自分自身を改革/変化させ続ける』ための活動が重要なのです。 そして、その組織にとってその活動が具体的に何なのか、を考え続けなければならないのだと思います。→コラム一覧へ |
| Copyright (C) 2012有限会社ピアーズ |